【Panasonic】衣類スチーマーが最高に使える件

【Panasonic】衣類スチーマーが最高に使える件

衣類をお手入れするために、衣類スチーマーを買ってみました。

これ、本当にオススメです。「衣類スチーマーどうなの?」と悩んでいる人は、とりあえず買ってみると衣食住の“衣”のQOLがめちゃくちゃ上がります。

衣類スチーマーは何に使える?

アイロンに水を入れたら、蒸気を吹きかけながら衣類のシワを伸ばせます。

スチーマーは、その蒸気を出す専門の家電になります。

シワを伸ばすだけでなく脱臭や除菌の効果もあり、この新型コロナウイルスが蔓延している“コロナ禍”ではかなり売れゆきが良いようです。

本当は去年買うはずだった

かくいう私も、ASAUCE MELERのストールをお手入れするため、そろそろ買わなきゃなと思っていました。

きっかけはブランド販促のための動画です。スタッフの方がストールにスチームをかけながら、優雅な手付きでイシカワブラシを滑らせていました。

すると、ストールには見事な艶が……!

これは買うしかないと意気込んだものの、イシカワブラシはあまりに高価だったので、評判の良かったショージワークスのカシミヤブラシを買ってお手入れすることにしました。

……そう、ブラシがあまりに優秀で、スチームいらないや、と思ってしまったのです。

どうせシーズン終わりにはクリーニング(※)出すし、と思ってしまい、買うのが今年にずれ込んでしまいました。

※ドライクリーニングのニオイが苦手なので、繊細な製品にも対応してるお湯洗いのクリーニングに出しています。

2製品から選びました。

今回、衣類スチーマーを選ぶにあたって、いろいろ調べてみました。

結構さまざまなメーカーから販売されていますが、中でも評判が良かったのはT-falPanasonicです。

さらにその中でも、ティファールは一番パワフルでスチーム量が20g/分であるアクセススチームプラス、パナはアイソン合体型のNI-FS420が高評価で売れ筋のようでした。

スチーム量が多いと稼働時間が少なくて済むため、当初はアクセススチームプラスにしよう! と思っていましたが、いろいろ調べてみると、ティファールのスチーマーは斜めに傾けるとスチームが出ない仕様であることが発覚。

さらに、本体重量が満水時に1.4キロになる模様。うちの犬がだいたいそのくらいの重さなので、これを片手で10分くらい操るのは無理だなと思いました。

では、パナの420はどうかなと調べたところ、360°傾けても問題ない仕様は◎。しかし、スチーマー専用タイプのNI-GS400よりもパワーが劣ることが分かりました。それに、アイロンは既に所有しています。

というわけで、180°傾けても問題なく、本体重量が950g。噴射量は16g/分のPanasonic スチーム専用NI-GS400を購入しました!

気軽に使えるスチーマー最高

ちなみに私、アイロンがけが家事の中で1、2を争うくらい苦手です。

普段は緊急時でないとしません。どうしてものときは、心に影を落としながら渋々アイロン台を出します。

なので、アイロンが必要な衣類はできるだけ避けています。とはいえ、どうしても欲しいブラウスなどはたまにあり、そういうときは購入後に、ああお手入れな……とうなだれていました。

それくらいアイロンがけが嫌いな私ですが、衣類スチーマーは大丈夫でした。というか、あまりに楽で、むしろ積極的に使っています。この落差。

理由は……

・立ち上がりが約30秒と早い

・アイロン台がいらない

・使用後も給水タンクを取り外すだけ

・若干アイロンより早く仕上がる

・アイロンより使える衣類の種類が多い

・クッションやヨギボーに使えて簡単に脱臭・除菌できる

・海外製品の嫌なニオイも脱臭できる

と、こんな感じだからでしょうか。

コードが2.5mと長いのも使いやすい理由です。

使うときは、給水タンクに入れて本体にセットしスイッチンオン。30秒経ったらスチームが出る頭の部分の少し下を握り、どこかに吊り下げた衣類に対峙したら、スチームボタンをプッシュ。

給水タンクは本体下部にセットします。
上部を開けて水を入れるタイプです。
満水で約160ml。約9分持ちますが、水がなくなったら足してすぐ再稼働できます。

あとは、衣類の裾を軽く伸ばしながらゆっくり滑らせたらシワが伸びて、ついでに脱臭・除菌してくれます。

ちなみに、繊細な衣類の場合はスチーム噴射口が記事に触れないようにします。繊細ではない衣類の場合は大丈夫。

素材によっては、スチームに晒す時間が長いと縮む危険があるようですが、今のところ縮んだものはありません。

実際に使ってみた。

衣類スチーマーは、帰宅後のアウターにかけて除菌・脱臭したり、花粉を落としたりできます。

また、ニットなど頻繁に洗濯しないものにさっとかけてブラッシングすると、長持ちします。

首元、ワキなどのニオイが衣類に若干移ってしまったときも、洗いたくないときはスチーマーで脱臭できます。

さらに、なかなかクリーニングに出せない自宅洗濯不可のボトムスでも、スチーマーなら着るたびクリーンにできます。

では、どれくらいシワが伸びるのか。

基本的にシワ伸ばしは、アイロン>スチーマーです。この点はデメリットになる人はなると思います。

ただし、スチーマーでもかなり伸びます。

ちょうどクロゼットから出したばかりで、上手に畳めていなかった化繊のニットが出てきたのでスチーマーをかけてみました。

見事、大小のシワで酷い状態に……。

今回スチームをかけたのは6分くらいです。

裾を持って伸ばしながら、スチーム噴射口の非常に熱くなるアイロンぽい部分を記事につけて伸ばしながら、ウール用ブラシをザッザッザッとかけていきました。ちなみに、繊細な衣類やウールの場合は噴射口が生地にふれるこの方法はNGです。

すると……

かなりキレイに伸びました!

ちなみに、がっつりスチームをかけたのでニットは若干しっとりとなりました。なので直後は着れないので、しばらく乾かしてから片付けました。

軽くスチームを当てる程度だったら、直後でも着られると思います。

衣類スチーマーに+すると良いアイテム

スチーマーはかけるだけでも問題なく使えますが、あったらより生活が捗るよ! というアイテムは、洋服ブラシです。

私が愛用しているのは、ショージワークスのカシミヤ用ブラシと、ウール用ブラシ、そして、洗濯塾の毛玉取りブラシです。

ウール用の方が硬めで、毛の中に入り込んだホコリなどをしっかりとかき出してくれます。

柔らかいカシミヤ用は、繊細なカシミヤを優しく撫でるようにケアしてくれます。

左からカシミヤ用ブラシ、ウール用ブラシ、毛玉取りブラシ

カシミヤ用ブラシはすべて柔らかい馬毛です。カシミヤの他、アンゴラやシルクにも使えます。白い部分はかなり細くて柔らかいたてがみ、茶の部分はコシのあるしっぽになります。

ウール用ブラシは他にもコットンやリネンにも使えます。白い部分は豚毛で、ハリとコシがあり硬めです。茶色の部分は馬毛で、しなやかでコシがあります。

使用後は、私の場合はペット用の金クシで絡んだ毛を取り除いていますが、公式ではプラスチックのコームをオススメしているようです。

洗濯塾の毛玉取りブラシは、本当にびっくりするくらい毛玉が取れます。電動のものや埃取りブラシタイプのものなど色々使ってみましたが、これが一番でした。

とはいえ、基本的に毛玉は発生する前に予防するのが原則なので、洋服ブラシで日々ケアしながら、どうしても頑固な毛玉ができてしまったときに使うようにしています(でも1日でできる場合もあるのです……)。

スチームをかけながらブラシをかけると、衣類に艶が出ます。これは、動物毛に残っている油の効果と毛並みがそろったためだと思います。

スチーム→ブラシ、の手順を繰り返すと、衣類が見違えたようになります。

他にあると良いアイテムは、スチーマー用ミトンです。

スチームはかなりの高温です。衣類の裾などを引っ張りながらかけていると、火傷しそうになるシーンに何度も出くわします。

そこで、あったら便利なアイロン用ミトン。

注文してまだ届いていませんが、衣類を伸ばす左手にはめたら、かなり危険を回避できるんじゃないかなと思いました。

【追記】
スチーム用ミトンが到着し、現在使用中です。結論からいうと、絶対あった方がいいです。手をやけどする心配がぐんと減るし、安心感が違います。指先の自由度は低いものの、スチーマーを使用するときはかなりオススメです。

番外編

これから書く使用法はメーカーが推奨していない(説明書にない)ため、絶対にマネしないでください。

あくまで私が勝手に行っていることです。

衣類のためのスチーマーですが、私は掃除にも使ってみました。

洗面台の鏡や窓ガラスなどに軽く吹きかけて拭くと、めちゃくちゃキレイになります(窓ガラス耐熱は130度くらいですが、寒い日は割れる危険性アリです)。

そろそろ年末の大掃除の時期なので、キッチン周りの油汚れにも使えるな……と思っています。

でもあくまで衣類用なので、自己責任で。