【衣服長持ちの秘訣】洋服ブラシを買ってみました。
洋服好きな皆様。洋服ブラシはお持ちでしょうか?
洋服ブラシは、ニットやカシミヤ、ウール、シルクなどの衣服の表面の毛並みをとかしたり、外出から帰宅時にホコリや汚れ、花粉などを落とすためのアイテムです。
私は、日常的にスーツを着る人には必須アイテムですが、そうでない人にはあまり縁のない品だと思っていました。
しかし!
先日、ASAUCE MELERのストールを購入した際、公式Instagramのケア方法を見ていたら、「ブラシでケアしたら艶が出る」と紹介されていました。また、帰宅時にそっとブラシをかけることで品が長持ちするとも……。
これは、使わない手はないなと思い、早速どのブラシを買おうか検討することにしました。
当初は有名高級ブラシを買いたかったものの……
ASAUCE MELER公式サイトで紹介されていたのは、石川ブラシでした。
石川ブラシと言えば国内最高級の洋服ブラシのブランドで、1本55000円から。5,500円じゃありません、5万5000円です。他に11万円ほどのブラシと15万円ほどのブラシがあり、評価も非常に高く、匠の技が感じられる高級品です。
ストールにスチームを当てながら石川ブラシでサッサッと梳かしていくだけで、毛並みが整い表面には艶が出現するのです。担当者いわく、ブラシに使用されている馬の尾脇毛という貴重な毛にあるわずかな天然の油が、ストールの毛を美しく潤すのだそうです。
私は、その合理的かつ美しいケア方法に感動してしまいました。
しかし。
石川ブラシは高額です。そして、我が家で洋服ブラシを使う機会は、主に冬です。
ウールのコート、ウールやカシミヤのニット、カシミヤやキャメルのストール、シルク混のスカート、ニットのスカート……たしかに使うものはたくさんあります。しかし、冬を越すと使う機会は限られてきます。たしかに帰宅時にホコリや汚れ、花粉を落とすシーンでは活躍するでしょう。しかし、そのために5万円以上のブラシを買う必要が果たして本当にあるのか……。
悩みぬいた末、私はまず他のブラシについて調べることにしました。
国内の有名ブラシは他に、ブラシの平野、青山工房、浅草アートブラシ、石本工業など。海外メーカーではKENTが有名です。しかし、調べれば調べるほど、そしてプロとして活動している人ほど、圧倒的に石川ブラシの素晴らしさについて熱く紹介しているのでした。
選んだブラシは……
石川ブラシを買うのか、他のブラシを買うのか。石川ブラシ以外は、やはりどうしても一長一短であることが分かりました。
そこで私は、馬毛であることをメインに5000円前後の予算でブラシ選んでみることにしました。
品が良くてプロの評判もよく、値段もほどほどのもの……そんな都合のよい条件で調べた中で私が選んだのは、「Shoji Works」の ウォールナット洋服ブラシ(カシミヤ用)です。
このブラシを選んだ理由は、他の商品にくらべて値段の割に高品質だったことです。プロの評判も上々。
ブラシは2/3が職人の手作業で作られており、ブラシの毛の部分は手植えと自動植え機で植毛されています。洋服ブラシは3種類あり、四角のオールマイティーのブラシに、白豚毛と茶馬毛が使われたウール用ウォールナット洋服ブラシ、そしてこの白馬毛と茶馬毛のブラシになります。
使い心地に、ブラシのフォルムや箱が非常にかわいいことに感激しました。そして、柄の握り心地も最高。
毛は結構柔らかく、できかけの毛玉をちゃんとほぐしたりできるのかなと心配でしたが、よい感じの弾力がありしっかりと繊維に引っかかりながら滑ってくれるので期待できそうです。特に、ウールコートとキャメルストールには大活躍中。帰宅時に使うと、表面の繊維がきれいに整ってくれます。
毛の部分は、かなり密です。以前使用していた豚毛と比べると一目瞭然。抜け毛も少ないです。
使用後は、ペット用の金クシで絡んだ毛を取り除きます。
こんな感じでクシを入れると、絡んだ毛がざっくり取れます。
「1度で衣服が見違えるほどに!」とはなりませんが毎日地道に使うことで、大事な衣服を長持ちできたら良いなと思っています。
他のお手入れブラシ
ちなみに、以前にもご紹介しましたが、毛玉取り用のブラシも愛用中です。
洗濯塾の毛玉取りブラシです。おもしろいほど毛玉が取れます。
すぐ毛玉だらけになるプチプラのニットにかけると、新品のように生まれ変わってくれます。
でも、かけすぎるとニットが薄くなり、穴開きの原因に。
なので、“ちょっといいもの”なニットやストールには基本、洋服ブラシで出来かけの毛玉をほぐしていったほうが長持ちするようです。
上手にブラシを使いながら衣服をケアしていきたいと思います。
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