湯布院(由布院):美術館と絶品スイーツ&ランチ食べ歩き

湯布院(由布院):美術館と絶品スイーツ&ランチ食べ歩き

前回に続き、由布院へ家族旅行した記録を。今回は由布院にある感動したお店の数々をブログにピックアップしたいと思います。

由布院と言えば数々のアート関連施設が位置していて、美術館めぐりを楽しむことができます。今回はステンドグラス美術館COMICO ART MUSEUM YUFUIN、空想の森・アルテジオに足を運びました。

ステンドグラス美術館は撮影不可でしたが、19世紀前後の古い歴史的価値のあるステンドグラスが惜しむことなく展示されていて圧巻。併設されている教会では自然光が差し込むステンドグラスの荘厳さを感じることができました。

COMICO ART MUSEUMは隈研吾が手掛けた建造物で、もう佇まいからしてオシャレ。

中には草間彌生、奈良美智、村上隆など日本を代表するアーティストの作品が展示されていました。

特に、目当てだった奈良美智のYour Dogは本当に感動。めちゃくちゃかわいくて、ずっと見ていたいほどで。この表情。大きさ。ツヤ。最高。

草間彌生は撮影不可。村上隆の作品はおなじみのフラワーなど。

そして、空想の森・アルテジオは個人的にとても好みな空間でした。幻想的で静かで洗練されていて、スタイリッシュ。アクリルに印字された楽譜のアートに吸い込まれそうに。本当にすてき。

音楽にまつわるアート作品が展示されていて、本棚には実際に手にとって読める美術書の数々。また、ソファもあるのでゆったりとした時間を過ごすことができます。

湯の坪街道からは少し離れている山の上にあるため、タクシーで行くことをおすすめします。

併設されているカフェ「the theo」では、ショコラとパフェ、ビオ系ワインをいただきました。これがものすごく美味しくて……! ショコラのレベルに感動。すばらしい。黄金色のワインとの愛称も抜群ないちじくのテリーヌも、パッションフルーツとチョコとバニラのロールパフェも、味のバランスが完璧。


そして、ランチは金鱗湖近くの「由布まぶし心」へ。

牛、鶏、うなぎのまぶしごはんがいただける超人気店です。平日でしたが、長蛇の列で30分くらい並んで満員の店内へ。

前菜の後にメインのまぶしが来て、いろいろ混ぜたりかけたりしながらいただいたんですが、これがまたすごくおいしくて感動しながらいただきました。

湯の坪街道ではたくさんのお店にお邪魔しましたが、「ジャズとようかん」のかわいさといったら……! ピアノの形をしたようかんや陶器のお店で、一目惚れしたパン型のお皿を買いました。

このかわいさ! チーズやスイーツ用にしようと思い、早速由布院で買ってきた鞠智 cucuchi(後述)のガトーショコラを乗せてみました。造形美!

そして帰宅してからも感動の余韻を味あわせてくれたのはスイーツ店「鞠智 cucuchi」です。読み方は「くくち」です。

材料と製法にこだわった手作りスイーツ店で、いわゆる体によくなさげなものが入っていないエシカル系スイーツです。どれもこれもびっくりするほど美味しいのです。あちこちの美味しいスイーツを若いころから口にしてきましたが、ガトーショコラはここのものが最高です。他のスイーツも舌をうならす美味しさ。

左からペカンナッツショコラ、スノーボール、モンブラン(上)、ガトーショコラ(下)です。

もっと買っておけばよかった……と後悔しましたが、幸いオンラインで買えるようなので定期的に注文しようと決意しました。

失礼な話、有名な観光地なのでお土産のスイーツは観光テンションが加味されたおいしさで充分だと思っていましたが、由布院ではそんなことはなく。アルテジオ併設カフェも鞠智も、トップクラスのショコラティエやパティスリーと並ぶレベルの本気のおいしさを提供してくださっているので、そういう意味でも味覚においても楽しめる温泉街だとひしひしと感じました。

他にも、ジブリ作品の町並みを彷彿とさせるフローラルヴィレッジもかわいらしくて、まるで物語の中に入り込んだ気分になれて癒やされました。

本当に本当に素敵だった由布院。まだまだすてきな宿もお店も行きたい場所は尽きません。また絶対に訪れたいと感じた温泉街でした。そして、大分は他にも別府温泉が…! 温泉県すてきすぎる。必ずまた訪れたいと思います。